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一人でできる英語スピーキング上達の効果的な練習法



こんにちはMegです。


今回は英語でのスピーキング力を上げたい生徒さん、そしてその効果的な練習方法を探している生徒さん向けに「一人でもできる練習法」をご紹介したいと思います。


私が担当している「ビジネス英語」のレッスンに申し込んでこられる生徒さんのほとんどが、「英語で話せるようになりたい」という目標をもっていらっしゃいます。文法は一通り勉強したし、相手の言っていることもある程度は聞き取れる、けれども自分が言いたいことがとっさに出てこない、すらすらしゃべれない、スピーキングが苦手だ、とおっしゃるのです。


なぜ話せないのか?どうやればスピーキングが上達するのか?について具体的に見ていきたいと思います。


まとめ:


  • 「マインドセットがブロックしている」 ⇒どのようなマインドセットに変えればいいのかを1)で見ていきます。

  • 「頭で勉強しようとして体験的に使っていない」 ⇒どうやって使えばいいのかを2)で見ていきます。

  • 「一つの正解だけを追求していて視野が狭まっている」 ⇒どうやって練習すれば効果があるのかを3)で見ていきます。




一人でできる英語スピーキング上達の効果的な練習法


1)マインドセットをリセットする

「スピーキングが苦手」とおっしゃる生徒さんの多くが、「上手に話さなければならない、間違ってはならない」というマインドセットを持っている傾向が高いです。


英語で問いかけると、しばらく「うーん」と考え込んだり、「これなんて言うんだっけな?」と日本語でつぶやいたりします。こういう生徒さんは、「日本語では完璧に答えられるので、英語でも完璧に答えなければならない」と思い込んでいるケースが多いです。


ある程度話せるようになるまでは、失敗や間違いを恐れるマインドセットをもったまま練習しても上達は遅いです。「上手に話さないと、ペラペラスムーズに話さないと自分の価値が下がる」という間違った潜在意識があるとしたら、まずそれを一掃しましょう。


「伝えたい、伝わればいい!」というマインドセットに変えましょう。


赤ちゃんは転びながら歩く方法を覚えます。転んで泣いても立ち上がるという行為を何十回、何百回と繰り返し、歩けるようになります。転びたくないと思っていると歩かなくなるんです。するといつまでたっても歩けません。転ぶ恐怖心より、歩けるようになりたいという望みが大きくないと、成長しないです。


転んだら立ち上がればいいだけです。英語スピーキングも同じで、間違えれば言い直す、あるいは言い換えればいいのです。「間違ってもOK」、「ネイティブの相手に助けてもらえばいい」というマインドセットに変えてから、以前より話せるようになった生徒さんは何人もいます。今は「伝えるのが目的であって、完璧に美しく話す」のが目的ではないです。



2)頭で勉強するのではなく、使って使って使い倒す!

でも、単語や表現力がないと言い直すことはできないんじゃないですか?という質問が浮かびますね。そうです。基本的な語彙力は必要です。


しかし、単語を受験勉強のようにたくさん覚えればいいかというとそうではないです。意味を覚えるのではなく、使い方を身に着けるのです。自動車の運転に例えると、単語を覚えるのは筆記試験です。この試験で何回満点を取っても運転はできません。


実際に路上に出て練習を重ねなければ、いつまでたっても運転はできないです。覚えた単語や表現を体験として「使って」ください。使うというのは、その単語や表現で自分意思を伝えるということです。


練習においては、自分に対して頭の中で話しかけるのでOKです。例えば、oddsという単語を新たに覚えたとします。「奇数、異様、変な、半端な、、、」など、意味はたくさんあります。ここで終わらないということです。この単語を使って文章を作るのです。


例えば、


- It’s odd of her to say so. (彼女がそんなことを言うなんて変だ。)

- They are the odd couple. (彼らはまさに奇妙なカップルだ。)

- Five is an odd number. (5は奇数だ。)


さらにoddsという複数になると、「見込み、勝算、確率、可能性、、、」など別の意味も出てくることがわかります。これもここで終わらず、これを使って文章を作りましょう。


例えば、


- The odds are for us. The odds are against us. (私たちに勝ち目がある。/私たちには勝ち目がない。)

- What are the odds that the joint venture will be successful? (そのジョイントベンチャーが成功する確率はどのくらいですか?)

- The odds of the current mayor being reelected are slim. (現職の市長が再選される見込みは低い。)



受験の時みたいに頭で勉強するではなく、体験的に使ってください。記録に残したいなら、作った文章をスマホにメモで残すでもいいです。電車に乗っている時でもできます。読むだけではなく、頭の中で話します。毎日これを続けるだけで持ちネタ=「自分の文章」が増えます。


これが自信につながり、ネイティブと話す際にもかなり役立ちます。



3)何としても伝える努力

「それでもとっさにどう言えばいいかがわからない場面にはたくさん出くわしますよね?」というご質問もよくいただきます。


正解は一つではないということを知っておいてください。日本語でも同じです。「今日は気分がすぐれない」ということを相手に伝えるとき、「ちょっと気分がよくないんだよね」、「へこんでます」、「浮かないわ~」など、いろいろな表現法があります。


英語でも何かを言おうとしたときに、その考えにぴったりの言葉や表現を知らない、あるいは思い浮かばないことはしょっちゅうあります。その時に完璧に表現しようとして、正解を探して黙り込むより、6-7割くらいでもいいから伝えようとして、自分が知っている別の言い方を口に出す方が上達につながります。


例えば、「レモン」という単語を知らない場合を想定してみましょう。どう伝えますか?


- 黄色い= yellow

- すっぱい= sour

- フルーツ= fruit

- 丸い= round

- ジューシー= juicy

-

など、レモンを表現する言葉はたくさん知っているはずです。これを連発していくと、相手が、「それって、もしかしてレモンのこと?」と助け船を出してくれます。(よほど意地悪な人でない限り)


この発想を応用してください。「これを何というか」と正解探しで考え込んでしまわずに、別の単語で何としても伝えるんだと覚悟して表現してみてください。


最初は「レモン」のような単純な単語から始まって、徐々に「自業自得」とか「八つ当たりする」というような難しい表現もできるようになります。


例として「自業自得」の方、トライしてみましょう。


- 私が悪い=it’s my fault とか I’m bad とか I’m the bad one

- 私が悪いことをした=I did something bad

- 誰のせいでもない= nobody is bad

- 誰も責められない= I can’t blame anybody とかNobody should be blamed

- 私に悪いことが起こった=a bad happened to me

- 文句は言えない= I can’t complain


そうする「自業自得」の意味は伝わりますし、意地悪な人でない限り、「there is nobody to blame but yourself」と言い換えてくれます。この場合も「ああ、そう言うんだ」とここで終わらずに、その場をしのいだあと調べましょう。すると、


- You asked for it.

- As you sow, so shall you reap.

- You have brought it on yourself.


など、ほかにもいろんな言い方があることがわかります。「あー、困ったこれ言えない!」という場面に遭遇することは上達のチャンスです。なぜなら、そのような難所を経験した表現は忘れにくいからです。そこからいくつもの表現を得ることができ、次回使えることができます。


「八つ当たりする」はぜひ自分で練習してみてください。


ビジネスの場面で英語が話せるようになることは、CNNのキャスターのように立て板に水のごとく「速く」話すことではありません。本当に言いたいことをロジカルに、確実に伝えることができる力のことで、スピードは問題ではないんです。


いくらぺらぺらしゃべっても意味のないことを語数だけ多くしゃべるのは返ってマイナスです。常にロジカルに考え、エッセンスをゆっくりとでも正確に伝えることができる、それがビジネス英語において求められるスピーキング力です。


1) 完璧に言おうせず、間違えたら直すというマインドセットで恐れず話す

2) 受験勉強のような方法ではなく、能動的に使う習慣を身に着け、伝える語彙量を増やす

3) ぴったり言いたいことがわからないなら、知っている別の言い方で何としても伝える


以上を繰り返し行い、習慣化してください。上記をまじめに行って、2か月くらいで「以前より話せるようになったと感じる」、「英語で話すことが楽になった」とおっしゃる生徒さんも何人もいらっしゃいます。



それでも、「いや~、そんな簡単じゃないですよ」と思われる方へ

もちろん、効果の出方には個人差があります。効果が表れるまでに時間がかかる方も確かにいらっしゃいます。ポイントは、あまり効果的でない練習を続けていても上達はできないということです。


まずは効果につながる方法を知り、それを続けることをお勧めします。具体的にどうやればいいのかもっと知りたい方は、無料の体験レッスンを受けてみてください。百聞は一見に如かず、です。


無料体験レッスンのお申し込みは👇こちら。 https://lion-and-hiyoko.com/contact



■最後に練習問題

上記3)の「何としても伝える努力」のところで、練習した方法で以下もやってみましょう。いくつか自分の知っている表現を出した後、ほかにどういう言い方があるのかを辞書で調べてみてください。3-4個自分の表現として使えるようにしましょう。きっと役に立つ日が来ますよ!


① 「3人寄れば文殊の知恵」

② もどかしい

③ (電車の)つり革


■次回の内容

次回は、「英語ができない」と思っているマインドセット=「思い込み」について解説し、その解決法を提案します。



皆さんの英語力アップを応援しています!




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